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オフサイドのルール改正 [サッカー コラム]

(2005/9/3 意外と閲覧数が多くて驚いた(笑)ので追記)

また若干ルール変更があったようですね。

ファウルがとられずにプレーが続くことで不要なケガをしてしまうことを懸念してのことらしいですが、後方からのプレーする選手がいなければ即座にファウルをとるようにするそうです。(従来どおりかな?)

…ルール改正しなくても良かったんじゃないの?(爆)

↓これまでの記事です。


 すでにニュースにもなっていますし、コンフェデレーションズカップでも話題となりましたので皆さんご存知かと思いますが…

『オフサイド』のルールがとんでもない方向に(笑)改正されました。


 

 一昔前のオフサイドはプレーに関与している、していないに関わらずその位置にいるだけでオフサイドでした。

 有名なのが1985年のトヨタカップ ユベントス vs アルヘンチノス・ジュニアーズ

 あの横たわるプラティニ

 

 有名なシーンですね。もう伝説です。

 

 将軍プラティニが胸トラップ。
 さらにボールを右足で浮かしそのまま左足で
華麗なボレーシュート!!

 

 しかし無情な判定はオフサイド・・・もちろんプラティニはオフサイドではなかったが、全くプレーに関与していない選手が前にいた。それだけでオフサイドであった。ふてくされたプラティニは横たわりました。


 

 それからオフサイドはプレーに関与していなければ取られないようになりました。オフサイドの位置にいる選手もボールを取りに行くといった動きをみせなければオフサイドを取られることがなくなったのです。

 あの「オレは知らないよ~」とオフサイドの位置にいる選手がテクテクと歩いている隙に後ろから選手が飛び出していく、もう皆さんが見慣れているあのシーンです。

  この時の改正でも当初は混乱がありましたけど今となっては定着しましたよね。

 


 

  さてさてそして問題の今回のルール改正。何が変わったかというと

「積極的にプレーに関与する」という判断基準が曖昧だったためそこを明確にしようとするものです。(詳細な変更内容は当記事最下部の「日本サッカー協会」のリンクをご覧ください。)

新ルールでは、オフサイドの位置にいた選手がボールに触るか相手を妨害したとき、はじめて反則となります。

 例えば、コンフェデレーションズカップ準決勝のドイツ vs ブラジル戦ではオフサイドの位置にいたアドリアーノにロングパスが出てアドリアーノはボールを取りに行った。これまではこの時点で線審が旗を上げてオフサイドとなっていたのですが新ルールのため、アドリアーノがボールに追いついたときに旗が上がり、ここでようやく笛が鳴りました。ボールに触れるまではプレーは続くことになります。

 


 まず観客としては、慣れないと審判団の判定が遅れたと勘違いしてしまいます。そして一番困るのは選手です。特にディフェンスの選手…追いかけないといけなくなります…オフサイドだろうと思っても、プレーは続きます。後ろから別の選手が走ってくるかもしれません。ボールに触れるまでは判定されないのでディフェンスの選手としては追いかけるしかありません…攻撃の選手は笛がなりません。とにかくボールを追いかけます。走って走って追いついた挙句にピ~!!オフサイド…これは可愛そうです。余計な体力を使いますね。

 ブラジルのパレイラ監督はこんなことを言っています。

 「相手にオフサイドと思わせて球に触らず、オフサイドでないほかの選手を後ろから走らせる作戦が考えられる。このルールを利用する監督がきっと出てくる」

 間違いなくこういう作戦を使うでしょうね。僕でもそうします。

 当ルールは国際的には2005年7月1日から、国内でも遅くとも8月中には施行されるそうです。さてこのルールは何年続くのでしょうか…?


【asahi.com】

http://www.asahi.com/sports/update/0629/165.html

【日本サッカー協会】(pdfファイルです。)

http://www.jfa.or.jp/laws/Apdf/L05-0617.pdf


2005-07-03 01:36  nice!(4)  コメント(8)  トラックバック(1) 
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コメント 8

fcrooney

良く解りました。Jリーグでも多少混乱するでしょうね。!
by fcrooney (2005-07-03 02:24) 

Neoral

今回のコンフェデ、私も混乱しました。
プラティニのこのオフサイドですが、彼自身の生涯ベストゴールだそうです。「ゴールじゃないんだけどね(笑)」という彼はいまだに悔しそうでした。
FIFA公式のこんなの見つけました。良かったらどうぞ。
http://www.fifa.com/en/comp/Offside.html
by Neoral (2005-07-03 09:06) 

リュージ

fcrooneyさん、こんばんは。
最初のうちは観客からのブーイングは免れないでしょうね。
そういえば線審も走らないといけないから大変だ^^

Neoralさん、こんばんは。
今回のコンフェデの例にあるアドリアーノの時などは「あ~オフサイドなのになぁ~疲れるのになぁ~」と思いながら見ていました(笑)
プラティニ本人はあれがベストゴールだったのですか…可愛そうに…

FIFAのこれはなかなか分かりやすくて良いですね^^難点は英語だけです(爆)
by リュージ (2005-07-03 21:15) 

lead-an-easy-life

F1おなじでルールが改定されればその都度、網の目をくぐったようなプレーは必ず出てくるでしょう。
しかしわざわざ変える必要あったんですかね?
by lead-an-easy-life (2005-07-03 22:54) 

リュージ

ふるさん、おかえりなさいませ^^
変える必要はなかったと僕は思います…
でも記事には書いていないのですがオフサイドラインから「腕」は出ていてもオフサイドにはならなくなったようです・・・だからなんだというところですが^^
by リュージ (2005-07-03 23:29) 

今回こんなルール変更があったんですね。
オフサイドトラップを掛けにくくなりますね。
いまいち賛成できないなぁ。
プラティニのゴールシーン、トヨタカップの名場面に必ず出てきますよね。
「プラティニ・ゴール! スーパー・ゴール! ビューティフル・ゴール!」
は名言です(笑)
by (2005-07-03 23:58) 

リュージさん、こんばんは
「あの横たわるプラティニ」にnice! です。
モグリサッカーファンなので、写真は、はじめて見ました。(笑)
オフサイドのルール改正については、コンフェデの時も解説でありましたね。
僕もこれは、改悪だと思います。これからどうなるのでしょうね。
by (2005-07-03 23:58) 

リュージ

ヒロシさん、こんばんは。
なんだかとってもお久しぶりのような気がします。
僕もあまり納得できるルール改正ではないですね。意図がよく分からない…
プラティニのふてくされたこの姿^^、いつまでも語り継がれるのでしょうね。

lapisさん、こんばんは。
この画像はネットで探していたら見つけることができました。もう20年も前のことなのに残っているものですね。それだけ印象深いシーンということですかね。
ルール改正はやはり納得いかないですよね。今のルールで十分だと思うのですが…でもやがてはこのルールに慣れてしまうのかもしれません。
by リュージ (2005-07-04 00:51) 

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